ハンドルを切った時にする異音を修理|パレット(DBA-MK21S)

「ハンドルを切った時にカラカラと音がする。」とのことで、パレットが緊急入庫してきました。

長年の間、整備をしているとおおよその予想はつくのですが、異音の場合は人の聞こえ方や感じ方によって千差万別なので、その場で「これが原因です!」とまず断言することはないです。

まずは工具やリフトを使用して車体やエンジンに異変がないかを調べます。

それでも分からない場合は、お客様に助手席に乗っていただき、スタッフが症状が出るように試運転して、異音をお客様とスタッフで確認するという形を弊社では取らせていただいております。

ライブシャフトアウターブーツ(左右)の交換

所要時間 2時間

  • 症状の確認
  • ブーツの取り外し
  • ブーツを接合
  • グリスを補充及びブーツバンドを組付
整備レベル★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
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今回は、弊社に入庫の際、既に異音は確認していた為、2柱リフトで車体をリフトアップして、異音の原因を確認しました。
予想通りドライブシャフトアウターブーツが切れていて、そこからグリスが漏れ出し、グリス切れを起こして、ボールベアリングが損傷した際にもたらす異音でした。
写真は片方だけですが、左右両方ともドライブシャフトアウターブーツが破れてグリスが飛び散っていました。
同じように使用しているものなので、左右両方とも切れていることもよくあります。
お客様に確認を取ったところ、半日くらいなら預からせていただけるとのことなので、即座に部品を注文し、左右のドライブシャフトアウターブーツの交換作業開始です。
整備レベル★★☆☆☆☆☆☆☆☆
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まず、古いブーツバンド及びブーツをハサミとカッター等を使用して取り外し、シャフトやジョイントに残ったグリスやホコリを綺麗に拭き取ります。
この際、一番気を付けているのが残ったグリスの飛び散り。
下ろし立ての作業服に付着しようものなら本当に最悪な気分になります(泣)
なので、弊社のスタッフがドライブシャフトアウターブーツを交換する前には古い作業服に着替えるよう指示しています。
汚れた作業服でお客様に接するのは印象が良くないのと、何より洗濯しても洗濯しても取れないんですよね、このグリスの汚れ。
整備レベル★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
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次に、ブーツの仮接合を外して、凹部に接着剤を注入します。
凹部を上向きにして、シャフトに被せるようにセットしていきます。
取扱説明書には、『その時、接着剤が流れ出ないようにして下さい。』と書いていますが、どんなに頑張っても高確率で接着剤は流れ出ます(笑)
接着剤が足りないよりは良いと思うので、いつも拭き取って対処していますが。
後は、ブーツの接合部のところに発熱シートを乗せて、8分以上放置です。
弊社は、いつも余裕を持って大体15分くらい放置してますね。
整備レベル★★★★☆☆☆☆☆☆
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後は、グリスを補充しながら、グロメットをセットし、ブーツバンドを組み付けていけば、整備作業は完了です。
と、簡単に書いたはいいけれど、作業してみると実際ブーツバンドの組み付けが最大の難関だったりします。
ブーツバンドを組み付ける時のバックルがやりにくいことこの上なし。
いつもスタッフが口を揃えて言っています、「何かやりやすくなる工具無いのか?」と。
最後に、正しくブーツやブーツバンドが正しくセットされているかを確認し、異音及び異常が無いかを試運転で確認したら、ドライブシャフトアウターブーツ交換工程が全て終了です。
弊社では弊社以外で購入されたお車であっても、修理は勿論のこと、車検やリコール等も快く引き受けておりますのでお気軽にご相談下さいませ。

納車の際、お客様に「いつも早うにしてくれて助かるわ。また何かあったら頼むわ。」と嬉しい言葉をいただきました。

何かあるということは、弊社の職業柄で言えば、故障とか事故だったりとお客様にとってはあまり良くないことだと思うのですが、やはりこういう言葉をいただけるのは素直に嬉しいですね。

終わり

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